清潔感ある服装とオシャレなセンスで身だしなみに気を使っていても、会話をしている時にぷぅ~んと悪臭がしてくると、それまでの良い印象や抱いていた好感度が急降下。
口が臭いとそれまでの良い印象が台無しになってしまいます。
また、相手から臭ってきていても「もしかして自分も同じように臭いがしていたらどうしよう」といった不安な気持ちが頭をもたげてくると、もう会話どころではありません。
気になり始めるとついつい態度にも表れてしまいます。
口元を隠すような動きで手を当てたり、少し相手と距離をとったりと、色々と怪しい動きをしてしまいがち。
でも、気楽な雑談の場や、リラックスしたお喋りタイムならまだしも、会議や面談、接客、インタビューといった極めて真面目な場面においては、そんな不必要で怪しい動きは臭い以上にマイナスとなってしまいます。
とはいっても、一度自分の口臭が気になりはじめると、誰かに気軽に聞ける事でもないので、本当に悩ましいですよね。
確認してもらうにも、例えば自分では見えない背中や頭のてっぺんを見てもらうような、そんな気軽さで頼めることでは無いのがツライところ。
なぜなら“口のニオイを臭ってもらわなくてはいけない”という、悩み所をダイレクトにさらさなくてはならない点が、ハードルが強烈に高くなる要素ではないでしょうか。
また、そのハードルの高さは個人差があり、人によってはエベレストよりも高く、まさに“不退転(ふたいてん)の意志が求められる”と言っても、言い過ぎではないくらいの覚悟が必要となる場合もありそうです。
何と言ってもソレは、老若男女に関わらず、ひと嗅ぎでその人物のイメージを一気に不快なものへと変容してしまう可能性が高いことも躊躇する原因のひとつです。
しかもそのイメージから、"出来れば近くでの会話を避けたい相手”という印象まで持たれてしまう可能性も否定出来ません。
たとえ家族であっても、相手の鼻先に口を持っていき、息を吹きかけて確認してもらう事にためらいが無い人は、そもそも口臭のひとつやふたつ平気な精神的にタフな人ですよね。
逆に、繊細で気遣いの出来る優しい人であればある程、この悩みを誰かと共有する事に恥ずかしさと不安と恐れを抱くように思います。
だからこそ、臭う前に出来る事をしたいと思い、マウスウオッシュや歯磨き粉、口臭スプレーなどを使うことで、相手も自分も不快な思いをしない毎日を送りたいと思い、色々と調べたり、購入したりしますよね。
例えば、口臭のキツイ人と接した場合、どのような事が考えられるでしょうか。
その相手がたまたま同じエレベーターに乗り合わせただけの見知らぬ他人なら、その時だけの我慢で済みます。
逃げ場も避ける場所も無い密室ではありますが、目的の階にエレベーターが到着までの辛抱です。
しかし、親しい関係の相手だったり、何度も顔を合わせる職場や学校での付き合いのある方だと、この先も会話する事を考え憂鬱になってしまいます。
なぜなら、一時の我慢で終わらず、何度も繰り返しその口臭と付き合わなくてはならなくなるのです。
精神的にこれはキツイ。
でも、それを直接本人に伝えるのは、はばかられます。
どんなに心を尽くしても、言葉を選んでも、相手に伝わるのはダイレクトに「あなたの口が臭い」なのですから。
何より、もし自分がいきなりそんな指摘をされたら、どんなに丁寧に言われても、どれだけショックな事か想像するのも恐ろしい事態です。
まして、この先の関係や心の問題もあるので、傷つけないように伝える方法は難しく、さらに“もめたくない”と思う気持ちもあって言い出し辛いもの。
ということを、同じように相手も思っていたら?
自分の口臭は気付きにくいものです。
例えばその臭いが、ドブ臭いとか、カメムシの様な、だとか、懐かしいザリガニの水槽風だとか、野性味溢れる臭いであればあるほど、本人には伝えづらいもの。
しかもニオイの表現については、ビロウな言い方をすると“うんちの様な臭さ”とまで頭に浮かぶと、会話の中で口に出すのも憚られる比喩となり、もう絶対に黙って難時が通り過ぎるのを待つしかないという事に。
もし自分が言われると、ショックで人と喋れなくなってしまうかもしれません。
もちろん気にしないという方もいるかもしれませんけれど。
しかし、こういったエチケット系の自分が意図しない要素に関しての心の傷つきは、心の中の影となっていつまでもどこかに引っ付き、やがて何かの拍子に意識するような、そんな存在となってしまう可能性も否定できません。
あまり親しくない方の口臭の場合は、さりげなく息がかからない距離へと動いたり、忍者の様に素早く、位置取りを風下には行かないようにしたり、そしてどんなカジノのディーラーにも勝負を挑めるくらいの覚悟でポーカーフェイスを貫いたりと、大人な対応かつ澄まして会話を重ね、やり過ごせばいいのですが、これが大切な家族や友人、恋人だったらそうはいきません。
忌憚ない発言を許してくれる心を許しあった関係でも、その指摘には"こちらの勇気と覚悟”が必要とされ、それでも誤解のないように伝える難しさが山積しています。
親しくても伝えるのは難しいのですから、そうでない場合は、指摘しないのが平和のすすめかも。
そもそも会話しなければ実害であるニオイに悩まされることは無い、と割り切れるならば。
それとも、一度指摘したが最後、関係の修復が不可能なまでに拗れる面倒さを覚悟のうえで、腹をくくって告げますか?
不幸な事に、その場合本人はその事に気付いていないという悲劇付きで、あなたのその優しさと親切がアダとなっても?
まずトラブルを避けるならば、黙っておくが吉ですよね。
でも、ちょっと待ってください。
こんな風に色々と気をもむ貴方自身は、口臭に敏感になりすぎていませんか。
実は、誰しもほとんどの人に口臭はあるものなのです。そして、やはり自分のニオイには気付きにくいのです。
どのような時に口臭はキツクなるのでしょうか。
ほんの少しでいいので、生活の様々な場面を思い出すと分かる事があるかもしれません。
例えば、朝。睡眠から目覚めたばかりの眠気まなこの時。
あるいは学校や職場で、発表や会議、プレゼンテーションなどの場面。
自分の心臓の音が耳にうるさい位に聞えるほど緊張したり、ストレスが掛かっている時。
そして、食事前や軽食すら取れない状態が続いた、お腹が空腹でペコペコの時。
生活における状況は違いますが、何か共通する事があるという事ですが、気付かれましたか?
共通している点は何でしょうか。
実はこの時、口の中の状態は同じような環境になっているのです。
それは、何も口に入れていない状態が続いているということ。
つまり飲食していない事で、「唾液」の量が減ってる。
さらに、「口腔内が乾いている」状態になっていますよね。
活動していると他の事に気を取られてなかなか気付きにくく、ピンとこないかもしれません。
でも、起床時は間違いなく「何も飲食していない」乾いた状態です。
つまり、起床時や空腹時などは、生理的口臭や脱水症状で、これは誰しも臭うものだそうです。
そしてもうひとつ。
ホルモンのバランスが影響する事もあるので、年齢やある特定の時期などにも発生することがあるそうです。
例えば、赤ちゃんがお腹に居る大切な時期「妊娠」や、その為の女性ならではの体調変化「月経」、そして子供から大人へと心身共に大きく成長する「思春期」、ゆったりとした時間を過ごす前の「更年期」にも、口臭が気になる事が多いそうです。
口腔内の状態に、さらに生物としての営みにかかわる時期が関係するとなると、時期やタイミングの違いはあっても、結局、誰しも臭うことがあるということですよね。
世界中の人類みんなが同じだと思うと、ちょっと安心かもしれません。
「でも、やはり臭うのは嫌。誰かと一緒にいて、恥ずかしい思いをしたくはない。」
そうですよね。やはり、生活する以上は誰かとコミュニケーションするので、ここで口臭による不快な印象を持たれるのは本意ではありません。わかります。
では、どうすれば解消できるのでしょうか。
できれば簡単で、お手軽、さらに価格的にもお安いとなおイイ!
そんな都合のいい解決方法はあるのでしょうか。
それが、実はあるのです。
しかも、これらの問題を解消するのが、極簡単なこと!と言うと怪しさ満点なのですが、とても身近なもので即解決!です。
それは、「水」をはじめとした「水分補給」で、ニオイを水に流しましょう。
起床直後や、空腹時、緊張している時などの口臭は、唾液の分泌量が減る事によるもの。
ですので、軽く口をすすいだり、水分を取ることで、このような原因のニオイは緩和されるのだそうです。
起床時などは、顔を洗う時に一緒に口をすすぐと、口臭対策になるだけでなく、起き抜けのまだぼんやりとした頭がよりいっそうスッキリとして、一石二鳥ですね。
すすぐだけじゃなく、「水」で水分補給するのは、起き抜けに水を一杯飲んで内臓器官を起こすという点でも無駄がありません。
また「水」であれば、食物アレルギーの方や、体調不良などで飲食物に注意を払わなくてはならない方も、安心して飲む事が出来るのも嬉しいところです。
それによって、生理的に不快な状態や脱水症状が緩和するので、手軽かつ簡単に取れるのも嬉しい点です。
もちろん起床時以外にも口の渇きを感じるドライマウスであったり、緊張やストレスを感じることで唾液分泌が減ることから、普段からストレスを溜めない生活を送ることも重要なのだそうです。
でも、そうはいっても何も考えず、誰ともかかわらず、お気に入りの空間で自由に楽しく過ごせるわけではありませんよね。
ここはやはり“出来るだけ”ストレスを溜めない、つまりストレス解消の方法をさぐるのがいいかもしれません。
一般的には、ストレスによる自律神経の乱れを防ぐという事や、心身を健康に保ちたい時によく言われる「規則正しい生活習慣」。
ほかには、お風呂にゆっくりつかる「入浴タイム」でリラックスや、気分転換に「軽く身体を動かしたり」とか。
大好きなものを食べたり、音楽を聴いたり、お気に入りの映画やドラマを楽しんだり、とストレス解消の方法はひとによって様々です。
みんな違った方法で、でもみんな良い!
要はストレスに押しつぶされそうな、辛くうつむいた気持ちを持ち上げるためだから、空をあおいで見るだけでも気分は変わります。
その時いっしょに深呼吸や背伸びをすると、新鮮な空気が身体中にしみこんで、いい気分転換になりますよね。
それから、乾きの大きな原因となる「口呼吸」が気になる場合は、普段から口を閉じているかどうか意識的に確認することも大切。
例えば、口がぽかんと開いていると、外見的にもだらしないのはもちろん、口臭の原因や、風邪などのウイルスといった病原菌を、直接身体に取り込むこともある為、身体にとっても良いことは無いのです。
とはいっても、「癖」というだけでなく、「あごの筋力が弱い」場合もあるので、難しいところです。
普段硬いものを食べる習慣が無い場合は、アゴの筋力が落ちている可能性もあるのだとか。
そういえば、れんこんやごぼうのお惣菜や、めざしといった和食よりも、オムライスやスパゲティ、ハンバーガーといった柔らかく食べやすい洋食が多いかも。
であるならば、ほんの少し食事について気をつけたり、あるいは食後にガムを噛んでみたりと、出来ることから一歩ずつ。
普段から自分で意識して行える事として、出来るだけ食事の時に「噛む回数」を増やしたり、休憩やおやつ時に、シュガーレス(キシリトール配合)の「ガムを噛む」といった事で、アゴの筋力ムキムキ増加しちゃいましょう。
他にも口元の美容も兼ねて「口元体操」もおすすめ!
私が実践しているのは、ちょっとした時間に、声を出さず“あ・い・う・え・お”とはっきりと口の形を変えて、2、3回繰り返す体操。
一日何回と決めてするよりも、気付いた時にサッと動かして、その後はしっかり口を閉じて、筋肉が動いたあたりを軽くマッサージするように撫でておしまいです。
筋力をつけるというよりは、衰えないようにという意識と、むやみに口が開いていないことの確認も兼ねているので、自分が苦にならない範囲で行うのが長く続ける秘訣かもしれません。
簡単ですが、実践し続けていることで、ついうっかり口が開いてるという事は、少なくなってきたような気がします。
誰かに確認してもらえるといいかもしれませんが、四六時中は無理なので、自分で口元を意識して、それが習慣になった口元ビューティを目指そう!
ドラッグストアや大手通販サイトを巡り、さらにクチコミも色々とチェックして、期待感たっぷりに購入した商品の数々を試したけれど、解決しないこのニオイ!!
歯磨きもきちんとしていて、マウスウォッシュやデンタルフロスも使っていて、自分で出来るケアは色々と実行しているのに、何故か口が臭い。
不思議ですよね。
そうなるとつい、不安感から内蔵や全身疾患の兆候として口臭が出ているのでは、とさらに不安が募り、焦りも出てきます。
けれど、その臭いの原因の約9割は口腔内の環境によるものだそうです。
ここでちょっと時間経過の話になります。
食事の後の食べ物のカスが、歯垢となるまでの時間が「8時間」。
この歯垢は、歯磨きのブラッシングで落とせるので、この時点で清潔に保つ事が大切。
というのも、ここで落としきれなかったものが、その後48時間で歯石へと変わり、こうなると自力では厳しいので歯科医院へ行くことになります。
もちろん歯石が出来るということは、歯槽膿漏のリスクも高くなるということで、悪循環待ったなし。
という事から、歯磨きを丁寧に行うことで、約9割の主な原因となる汚れを落として、その先の問題が起こらないようにすることができそうです。
残りの1割が気になるところですが、まずは9割から原因をチェックするところから始めましょう。
口がクサイというマイナスイメージや、あなたの個性を台無しにするかもしれない要素を無くしていこう!
歯磨きの基本としてよく耳にする「食後3分以内」にブラッシングして、口の中の汚れを落とす、というこの「虫歯を予防する為の掟(おきて)」のような文言通りに行っていますか?
確かにそうする事はいいのかもしれませんが、実際に出来るかというと、結構厳しいものがあります。
朝食後に、ササッと歯磨き。片手間の様に口にハブラシを突っ込んで、ミントの香りがしたら終了、のようなブラッシング。
でも、短時間では歯磨き粉のミントの香りでスッキリはするものの、実は思っている程汚れは落ちていないそうです。
歯医者さんでブラッシング指導を受けた時に言われたことは、普段自分が行っている磨き方とは全く異なる事でした。
曰く、「歯磨き粉は付けなくてもいいので、"歯を一本ずつ”ブラシを小刻みにあてて磨いてください」
これを、一日三回はハッキリ言って難しいです。無理と言ってもいい程に厳しいやり方です。
何が?時間が掛かる事が!!
これをこなすために、朝どれだけ早く起床しなくてはいけないのでしょう。
そして、昼食後はお勤めしていたり、学校に通っていたら、特に難しいこと間違い無し。
食事をした後に身だしなみを整える時間はあっても、とてもじゃないけれど、そこまで余裕ある時間を毎日取ることは厳しいものがあります。
では、その為には何を削ればいいのでしょう。
食事の時間?そんなっ。生きる為の生命を維持する為だけでなく、ストレス解消や一緒に居る人とのコミュニケーションなど、食事には様々な意味合いも有用な場所でもあるのに。
実は先のアドバイスに衝撃を受けていたら、続けて言われた事があるのです。
「「一日に一回、テレビや動画を見ながらといった“ながら歯磨き”でいいので、時間をかけて丁寧に磨いてください」との事でした。
つまり、食事後の口の中に残った食べかすが歯垢(プラーク/細菌のかたまり)になるまでの8時間から歯石になる48時間までの間に、一回でもいいから丁寧な歯磨きでキチンと口の中の汚れを落とすべきということのようです。
このことから、効果的なタイミングは、起床後、就寝前の歯磨きや歯垢(プラーク)除去なのだそうです。
就寝している間は唾液の分泌量が減っているので、細菌が増えている状態。
食べ物のカスが歯垢になり始めるのが「8時間後」ということから、悪条件が重なった状況で「おはよう」の朝を迎えることになります。
となると、ここをチャンスに一気にスッキリブラッシング!がベストかも。
プラークを一網打尽に除去して、歯石となる元を防ぐ作戦決行!!オーッ!
勇ましくプラークと戦いたいのはやまやまですが、学校やお勤めなど、諸々の事情により早々に外出しなければいけない場合は、スケジュール的に厳しいッ!
なので、朝ゆっくり歯磨きブラッシングは、休日のお楽しみ♪にとっておいて、夜の就寝前、一日の終わりの歯磨きをじっくり頑張るが吉!
え?当たり前過ぎる?
でも、歯を一本ずつブラッシングする歯磨きは、時間に余裕がある時でないと大変です。
また、その一回の丁寧なブラッシングで口臭が無くなるかというと、それはちょっと難しそうです。
毎日欠かさず食事を取っている事による汚れはもちろん、口腔内の新陳代謝で内側の粘膜がはがれて、いわゆる常在菌が活躍する環境が整っていた状態が、お口クサイの原因。
この口臭になやまされていた状態だったここから、バランスの取れた口内環境へと整え、それを継続しなくてはならないのです。
千里の道も一歩から。ちょっと言い換えると、口臭に王道無し、かも。
粘膜の新陳代謝は、肌でよく知られている「約28日」よりも短く、数日から約14日ほどなのだそうです。つまりだいたい二週間。
ということで、さすがに2回ほど新陳代謝が行われた1ヶ月後くらいには、ケアの実感がわくようです。
実感がわくまで1ヶ月程かかるのは、一回で終わりということでなく継続的に行わなくてはならないからこそですよね。
では、そのためにどのようなアイテムを使うと、より気持ち良い毎日を送ることができるようになるのでしょうか。
マウスウォッシュや、口臭スプレー、プロバイオティクスにのっとった歯磨き粉やサプリ等々、
毎日のなかで苦にならないアイテムをチョイスして、口臭バイバイしちゃいましょう!