「口が臭い」とか、そういったデリケートな話題を話し相手に振る事も、ましてや指摘される事も出来たら避けたいですよね。
毎日顔を合わせている家族ならまだしも、友人や知人にはちょっとはばかられる話題。
どんなに言葉を選んだとしても、言われた側が傷付く事は避けられず、それをきっかけにものすごく気に病むようになる可能性もあるのです。
しかも、自分のニオイには嗅覚が順応するので、つまりは慣れたニオイはわからないので、気付いていなかったところに、グサリと刺さるのがツライところ。
さらに世の中は、善意の方だけじゃないので、悪意を持って臭っていなくても、そう告げるヒトもいるのです。
でも、そのニオイを自分である程度チェックしていたら、不意打ちで言われてもそれが真実かどうか判断出来そうですし、無駄に傷付く事なく平常心が保てるかもしれません。
正直、相手に「臭い」と言えるヒトが“無臭”であるかというと、そうではないですよね。
生き物である以上、難しい言い方をすると有機物を摂取して消化し、エネルギーに変換して行動し、利用し終わったものは排泄するというサイクルで生命を維持しているのです。
感受性が豊かな思春期に、「臭う」とか「クサイ」と言われたら、一生残ってしまうかもしれない傷を付けてしまうことになりかねません。
ある程度年齢を重ねても、やはり見えないもの、自分自身で直ぐに対処できないデリケートな問題には不安感がつきまといます。
そこで、セルフチェックできたら心強いと思うのですが、通販で「口臭チェッカー」が数千円から扱われています。
皆さん気になるようで、購入なさっている方々のクチコミやレビューを見ると、「家族に口臭がひどい」と言われたのに、測ると数値が0とか、歯磨き後に数値が大きく出るとか、「においには反応するようですが、感覚的なニオイの違い」といったものは数値には表れないようです。
例え何十万もする医療用の機械だとしても、人間の嗅覚にはまだ適わないらしく、「口臭外来」でも「医師が患者さんの息を嗅ぐ検査」があるほどです。
そうであれば、家庭用口臭チェッカーはさらにラフな数値となるのは仕方ない事ですよね。
でも手軽に利用できますし、サイズ的にも携帯に便利そう。
何より数値が低ければ、安心材料のひとつになりますよね。
そういった口臭測定器以外の方法としては、落ち着いて口の中の唾液の味に注意を向けるのもひとつの方法とか。
例えば、酸味のような「すっぱさ」を感じたならば、歯磨きが不十分で口の中に汚れが残っている可能性があるそうです。
他には「苦味」を感じたなら、ニオイの原因となる物質が口のなかに溜まっているのかも。
どちらにしても、普段と異なる味がした場合は要注意です。
でも、この方法では分かりづらい場合は、もっと直接的に臭いを嗅いでみましょう。
歯磨きをした後にデンタルフロスを使って、そのフロスに付いた汚れ、歯垢の臭いを嗅いでみるとか、舌の汚れ、舌苔をチェックする為に、清潔なティッシュや布で、やさしく舌をぬぐい、その臭いを嗅ぐといった方法。
自分自身の口の中を臭うことは出来なくても、汚れの臭いなら嗅ぐ事が出来るので、これでクサイかどうか、白黒はっきりつけちゃいましょう。
万が一臭かったとしても、デンタルフロスや歯間ブラシを丁寧にする事で、汚れを除去できるので安心です。
舌は、専用のブラシでやさしくこするのが安心ですが、水を含んで上あご(口の中の上)に舌をこすりつけるのも良いようです。
上あごの汚れも落とせて、一石二鳥かも。
他には、ポリ袋に息を吹き込んで、袋の口を閉じてから少し待ち(数十秒)、その後その袋の中を臭うといった方法も。
口の中を清潔に保つことで、臭いの原因をなくして爽やかな息にしたいですよね。
